STORY 2021.06.22

「標高」でコーヒーを選んでみる


こんにちは。向山です。

コーヒーを栽培するための条件には、雨や湖などの水と、太陽の光が関係しています。
もちろん気候条件や標高は、地域により異なり、収穫する時期でも違いますが、そもそも土壌自体が常に変化しています。

コーヒーの世界では、テロワール(環境により変化する土地特有の性格、個性のこと)という言葉が良く使われます。COFELITYのコーヒー豆もテロワールにこだわって焙煎しています。

今回はこのテロワールと、スペシャルティコーヒーの品質表示にもある「標高」について、注目してみたいと思います。

コーヒーは花を咲かせ、その後にコーヒーチェリーと呼ばれる実をつけます。成熟すると赤や黄色などサクランボのように色付きます。
コーヒーとして飲まれるのは、この果実の種子を焙煎したものです。この種子の成熟が重要で、種子の成熟期の期間が長いほど良いとされています。

成熟期の期間に影響する条件として、気温があります。平均気温20℃前後で、昼夜の寒暖差が大きいほど、コーヒーの風味が増すと認識されています。

寒暖差が大きいということは、標高が高い地域だとも言えます。
標高が高いことで平均気温も下がりますが、その分、生豆の成長をゆっくりと促し栄養を蓄えさせることができます。

高品質なコーヒー豆はアラビカ種がもっとも多く、標高1,000m以上がほとんどで、高いところでは標高2,000m以上の農園も多く存在します。

高地で栽培されるアラビカ種の香味はとても華やかで、各農園のテロワールが分かりやすく香味に違いをもたらします。

標高の高い場所では、太陽などの紫外線や温度などから守るためにバナナの木などの日陰樹(シェードツリーとも呼ばれる)を活用します。同じ土地に植えるので、コーヒーの風味や生育にも影響を与えるため、コーヒーとその土地にとって良い関係性が生み出される植物を一緒に植えると良いそうです。

標高の高い農園だからこそ、それぞれの農園によって気候や土壌の条件などが大きく違うので、コーヒー豆の香味の出方に影響があるのだということが分かります。

標高による違いこそ、テロワールを楽しむことができる基準です。

飲み比べることで標高によっての香味の違いがわかるので、標高の違った2種類以上を同時に飲んでみて、飲み比べしながら楽しんでみるのはいかがでしょうか。
その際は、味に大きな影響を与えるので「生産処理方法」は同じものを選ぶのがおすすめです。

※生産処理方法については、過去コラムの「香味の違いをつける収穫後の生産処理」にて、ご覧ください。
https://cofelity.com/Page/News/detail/co_000012.aspx

コーヒー豆を選ぶ際、ぜひ「標高」も選ぶポイントとして気にしてみてくださいね。

COFELITY 公式パートナー
みほし焙煎珈琲製造所 向山

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