STORY 2021.03.25

手摘みコーヒーの収穫風景


こんにちは。向山です。
コーヒーの成熟した実は、赤や黄色などと、美味しそうな表情をしています。成熟した実のみを集めるには、手摘みで収穫することが条件となってきます。

機械が入れないような地域で、品質を重視した生産者は、一つ一つ完熟したコーヒーの実を手で収穫します。一つ一つ丁寧に収穫していくことで安定した品質の高いコーヒーを揃えることができます。

コーヒーの実は、全て一斉に赤くはならず徐々に完熟していくことから、収穫は一度に行わず何日にもわけて大勢に人の手によって収穫されます。

コーヒーの実を手摘みで収穫することは非常に大変な作業となります。早く収穫できる人で1日100kgほど摘むことが可能ですが、収穫されたコーヒーの実の重量は、精製や焙煎などを経て収穫した100kgの重量から約20パーセント程度まで減少し、私たちの元に届けられます。

コーヒーを収穫する作業員をピッカーと呼ぶのですが、ピッカーになるには、訓練が必要になります。このピッカーによって完熟したコーヒー豆が収穫されます。
実際に現地では何が良いものかということを一から学びます。

品質を安定させるためには、ピッカーの能力とモチベーションはとても大事だと言います。また、作業場を使いやすくし、農園として向上していくことも重要です。

収穫のあと、私たちがよく目にする焙煎後の茶色く色づいたコーヒーとして手元に届くまでにも、様々な工程があります。

乾式と呼ばれるドライプロセス(ナチュラル、アンウォッシュドなどと呼ばれる)は、コーヒーの実をそのまま乾燥させ、ドライレーズンのように天日干しをします。

反対に、水洗式と呼ばれるウェット・プロセスは収穫後果肉を剥き、ミューシレージと呼ばれる粘液を発酵槽で分解し、生豆の殻であるパーチメントの状態で乾燥させます。果肉はそのまま農地へ使う堆肥にしたり、乾燥させたコーヒーの実をお茶にしたりと用途は様々です。

その後、乾燥をさせ、豆の内部の水分量を安定させるため一時的に保管をします。保管後、ドライミルと呼ばれる機械で生豆の外側にあるパーチメントと呼ばれる殻を外します。

このドライミルという工程の中で植物の葉や石などの混入物を取り除き、その後、地域によってはサイズを揃えるためにスクリーンと呼ばれるふるいにかけ選別します。この工程でも手作業や機械など方法は様々です。 その後、袋詰めされ出荷されます。

収穫から出荷までのプロセスはとても繊細で美しく、大切にしなければならない風景が含まれています。手作業で行われるこの工程の品質によって、今の美味しいコーヒーがあるのです。

コーヒーを飲む際に香りや味をじっくり楽しみ、淹れたコーヒーの原産地のことを、香味からイメージするのでも良いので思い浮かべて楽しむと、より一層深い味わいを得られるかもしれません。

ぜひ、皆様も手摘みのコーヒーの良さを感じてみてくださいね。

COFELITY 公式パートナー
みほし焙煎珈琲製造所 向山


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