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2021.01.29
コーヒー豆の品種
こんにちは。向山です。
コーヒーの香りや味の違いってどこから来ているのだろうと考えたことはありますでしょうか。
コーヒーの味の違いに起因する要素はたくさんあります。
育てる土壌の性質や土壌の環境、天候、焙煎の深さや焙煎中の火の強さ、などなど全ての条件が良く重なると良いコーヒーが収穫できます。
抽出方法によってももちろん味わいは変動しますが、素材そのものは収穫の時点がピークといえます。
その中でもコーヒーの味の傾向を示す品種について少し触れて行きたいと思います。
コーヒーの品種には様々な説がありますが、現在では200種類以上あり、全て網羅することは中々難しいのですが、大きく分けると3種類の品種に分けられます。
アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種の3種です。
アラビカ種
世界で一番多く生産されているコーヒーの品種です。他の品種に比べ品質に優れているからです。
しかしながら、ロブスタ種に比べて収穫量自体が低く、病害虫に弱く繊細であるという事が特徴です。アラビカ種からの派生で品種は様々存在します。
ロブスタ種(カネフォラ種)
コーヒー流通量の約30%を占めていると言われている品種です。
他の品種に比べ病害虫に強く、苦味と香りが特徴的です。昨今ではロブスタ種のシングルオリジンも注目を集めています。
リベリカ種
流通量がわずか1%未満のコーヒーの品種で、病虫害に弱く、品質もアラビカ種ほどの良さは見込めません。現在はアフリカの一部の地域で栽培されているようです。
昨今のスペシャルティコーヒーブームの中で、スペシャルティコーヒーとランク付けされるものは、ほとんどがアラビカ種です。
アラビカ種はコーヒーの持つポテンシャルである200種類以上の香気成分を含んでいる可能性のある、非常に風味豊かな品種です。
この風味豊かなアラビカ種は、味も形も様々で、アラビカ種から派生した多くの品種が存在します。
スペシャルティコーヒーやシングルオリジンコーヒーを取り扱うお店などでぜひ品種について色々と聞いてみると良いでしょう。
また、コーヒーショップのブランドサイト等にも品種などの細かな情報を記載しているところもあります。
次回コーヒーを選ぶ際には、コーヒーの品種で選んでみてはいかがでしょうか。
COFELITY 公式パートナー
みほし焙煎珈琲製造所 向山