STORY 2020.10.26

コーヒーサーバー

こんにちは。向山です。
私は毎朝ハンドドリップでコーヒーを淹れ、家族に配ります。来客時にもハンドドリップでコーヒーを淹れ、客人に振舞います。
ひとりで飲む際にも大抵たっぷりとコーヒーを淹れ、ゆっくりと時間をかけてコーヒーを楽しみます。

2杯以上のコーヒーを淹れたい時に必要となるのがコーヒーサーバーです。サーバーの大きさやデザインは様々で、コーヒータイムを楽しむ一つの重要なツールとなっています。

サーバーの考え方はそれぞれありますが、最近の私の好みは、コーヒーを淹れている時のポタポタとコーヒーが落ちる様子が見えるガラス製のサーバーです。
内容量がわかる表示が印字されているものが、とても使いやすくわかりやすいと考えています。

昨今では、電子計りの上でお湯の量を見ながらコーヒーを淹れるというのが主流です。
私も以前まで電子計りを使ってコーヒーを淹れていたのですが、最近ではサーバーに印字された目盛りとタイマーで、わずかながら培った一貫した注水技術を駆使しながら、ドリッパー内のコーヒー粉にどうお湯が注がれているかをしっかりと見る様に切り替えました。
印字されているサーバーは一つの目安となりますが、次のステップでは印字がされていないものからも選びたいと思っています。

世の中に数あるコーヒーを受け止めるサーバーは、色々な制約から解放してあげる事でより多くのサーバーを選択できる様になってきます。
専用のサーバーだけでなく、ビーカーや花瓶など様々な器がサーバーとなり得ます。
コップに注ぐという美しい行為を、どのような器で注いでいくのか。

コーヒーの淹れ手の楽しみのひとつとして所作があります。
お茶やバーテンダーなどと共通するところがあり、一杯の飲み物としてどう美味しそうに感じさせるかというのがプロの境目であると私は思うので、サーバー一つとっても淹れ手としては非常にこだわりたいところです。

コーヒーは誰でも淹れることができ、ご自身でも楽しむことができるとても自由なものです。そんな中で、プロが淹れるコーヒーはやっぱり違う、とありがたいお言葉をいただくこともあります。その境目はなんなのだろうか。

私自身が珈琲屋としてテーマにしている「コーヒーと環境」は、その境目を少し説明できるものになるのではないかと思います。
コーヒーは、農園から大切に育てられ私たちの手元に届くまで多くの人の手と時間をかけて到達します。豆を焙煎、粉砕、抽出という工程もまた農園者が大切に育てている事と同じぐらいの気持ちで接しています。さらに、どこで、誰と、どんな状況で、などの雰囲気もコーヒーに伝えて行きます。
ドリッパー、フィルター、サーバー、コップなど細かなシチュエーションが全て一つに繋がり、温かみを感じるコーヒーとなるのです。
プロはこの細かな作業を日々作り上げサービスに落とし込んでいくのです。

最後の最後にコップに注ぐサーバーは、コーヒーとして動きのある最後のパフォーマンスだと思います。コーヒーがコップに流れて行く様子、立ち上がるアロマ、みずみずしい水面。
たくさんの工程の中の小さな出来事ですが、締まり良いコーヒーを仕上げる重要な工程です。サーバーは誰でも手にすることができます。
皆様もこだわりのサーバーを見つけてみてくださいね。

COFELITY 公式パートナー
みほし焙煎珈琲製造所 向山

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