STORY 2020.4.7

コーヒーの生産量からみるこれからの珈琲時代

こんにちは。向山です。

世界の珈琲の消費量はICO(国際コーヒー機関 International Coffee Organization)のデータによると、2018年の時点で約99億kgのコーヒー豆が消費されていると記されています。

2020年になった今、そしてこれからコーヒー豆の消費量や気候変動もささやかれている珈琲農園への影響など生産量はどのように変化していくのでしょうか。

香り高いコーヒーは標高の高い場所で最も多く生産されます。

コーヒー豆は品種により様々な個性を持ちます。品種は大きく分けてアラビカ種とロブスタ種(カネフォーラ種)の二つに分けられます。

消費されるコーヒー豆の約6割以上が、アラビカ種。

香り高いコーヒーとはアラビカ種のことであり、酸味、香りが良い品種です。

スペシャルティコーヒー市場において取り扱われるこのアラビカ種の原産地は、モカで有名なエチオピアです。標高の高い農園での栽培に適しており、栽培や収穫などには手間と時間がかかります。冷害、乾燥、病害虫などにも弱く栽培が難しいのです。

他にはロブスタ種があります。

ロブスタ種の特長は、病気や害虫に対して高い耐性を持っており、アラビカ種とは、様々な違いがあります。

ロブスタ種は、アラビカ種よりも低高度で育成することができ、栽培も容易です。ロブスタ種の香味は苦味が強く、こうばしい香りが特徴です。ベトナムなどでよく栽培される品種でもあります。

コーヒー豆の品種は何千種類もあると言われ、まだ解明されていない多くの謎を持つ植物でもあります。

私はこの時代の地球環境は安定しており、コーヒー豆の栽培において非常に豊かな環境であると考えますが、昨今の地球環境の変動におそらくコーヒーもまた時代とともに変化していく事と思います。

現在は珈琲に携わるたくさんの方々の功績によりコーヒーの素性がだんだんと明らかになってきており、持続的な珈琲環境への取り組みが広まりつつあります。

コーヒーの国際的な研究機関「ワールド・コーヒー・リサーチ(WCR)」の報告書で、「アラビカ種」の生産に適した土地が2050年に半減する危険性を指摘しています。

業界に問題意識が広まり、コーヒー大手も病気に強い品種改良など研究に取り組みをはじめているようです。

地球温暖化を一つの要因として、病気や害虫の増加、降雨量の変化、干ばつといった異常気象を生産地縮小につながるとしています。

珈琲業界全体が次世代に残すコーヒー文化を守る活動を起こし、動いていくことが珈琲屋を営む上で必須条件とした時代へと突入した様に思います。

COFELITY 公式パートナー
みほし焙煎珈琲製造所 向山

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